パソコンの電源ユニットの修理のご依頼でちょっと変わった事象がありましたのでメモしておきます。
電源が入らなくなると・・・電源ユニットをたたく?とまた電源が入り、そんなことを繰り返して使っていたが、とうとう全く電源が入らなくなったということで、修理のご依頼がありました。
内部を確認すると・・・電解コンデンサーの故障は確認できませんでした。そもそもたたくと電源が入るということは・・・半田づけ不良が考えられます。目視では、そんな箇所は確認できませんでした。
とりあえず通電してみると・・・???全く動作しません。そうするとヒューズが怪しいです。
ヒューズはメイン用と5Vスタンバイ用の2本あり、確認してみると5Vスタンバイ用の500mAのヒューズが断線しています。
通常、半導体などのショートによるヒューズの断線の場合・・・内部の線が溶けて飛び散っているのですが・・・今回は線はちゃんとしています???でも導通していません???
ヒューズを外して確認してみると・・・うん??線が気持ちフラフラしています。もしかしてヒューズの下部で線が外れかかっているのかもしれません。
周辺の半導体などを確認してもショートしているわけでもなく、ヒューズも過電流で切れたようでもないので・・・同仕様のヒューズに交換しました。
これで通電してみると・・・正常に動作しました。
おそらくヒューズの内部の線が、外れかかっていて・・・たたくとそれが接触して電源ユニットとして動作していたのだと思います。しかしたたいているうちに・・・線が完全に外れてしまい、5Vスタンバイ回路が全く動作しなくなってしまったと考えられます。
通常ヒューズが断線している場合は、過電流によるものですので、その原因となる部品をつきとめないと、ヒューズだけを交換しても・・・また断線してしまうのですが、ヒューズ自体の故障の場合(ちょっと珍しい事象ではありますが・・・)は、ヒューズ交換で直ります。