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コンセントを抜くとBIOSがリセットされるデスクトップPC

 配線整理のため、コンセントを抜いてまた元に戻したが、起動しなくなったというデスクトップPCのお話です。
 デスクトップPCで上記のような現象の場合は、マザーボード上のBIOS保持電池の消耗のことが多いです。BIOSの設定情報を保持するための電池なのですが、消耗してしまうと起動できなくなったしまいます。通常、PCがコンセントにつながっている場合は、ACから給電されBIOS設定情報は保持されているのですが、コンセントを抜いている間は、BIOS保持電池からの給電で保持しているのですが、電池が消耗してしまうと、これらのBIOS設定情報を保持できず、たいていは「F2キー」などを押して、BIOSの設定を行うよう促す画面が表示されます。

 前置きが長くなってしまいましたが・・・今回のデスクトップPC、まさにこの現象でコンセントを抜いた後は、BIOSがリセットされてしまい起動しません。BIOS設定を行うとWindowsが起動してくるのですが、シャットダウンしてコンセントを抜くと、その後コンセントをさしてもまた同じことの繰り返しです。
 BIOS保持電池の消耗で確定です。カバーを開けてマザーボードを確認しました。

 マザーボードに取り付いた状態で電圧を計ると0~0.5Vの間をフラフラしていました。通常は3V定格なので、消耗しています。電池を取り外して、念のため単体での電圧を計ってみると・・・3.1V出力されています。この値なら正常です。
 もう一度、マザーボード上の電池ホルダーに取り付けて、電圧を計ってみると・・・やはり0~0.5Vの間をフラフラしています。電圧値がフラフラするのはあまり経験したことがありません。もう一度電池を取り外して電池単体で計ると3.1Vしっかり出ています。

なにげなく、電池を取り外したホルダーを眺めていたら・・・

 ホルダー下部の金属のバネが電池のマイナス極に接するのですが、もしかして接触不良かな?と思い、金属の先端部分を軽くやすりで擦ってみました。弱電流が流れる部分は経年変化で酸化被膜ができ通電しなくなることがあります。
 改めて電池を取り付けて電圧を計ってみると・・・きちんと3.1V出ていました。この状態で電源を入れて、最初にBIOS設定(時計設定含む)を行い、Windowsが起動してきました。そして一旦Windowsをシャットダウンして、さらにコンセントを抜いて暫く放置後に、再度コンセントをさして電源を入れてみると・・・Windowsが通常起動してきました。念のため、コンセントを抜いてから少し長めに放置後にも試してみましたが、大丈夫でした。

 BIOS設定保持電池の消耗は、コンセントにずっとさしたままでの運用では、気が付かず、何かの要件でコンセントを抜いてしまった後の通電で、Windowsが起動しないという現象になるので厄介ですね。

 ノートPCにも、このようなBIOS設定保持電池は搭載されている機種がほとんどなのですが、コンセントを抜いても内蔵のバッテリーが充電されている間は、そちらから給電されるので大丈夫なのですが、ずっと使用せず通電(充電)しないままだと、内蔵バッテリーが0%になり、そうするとBIOS保持電池から給電することになります。さらに放っておくとBIOS保持電池も消耗してしまい、デスクトップPCのように、BIOSがリセットされてWindowsが起動しなくなってしまいます。

 パソコンが起動しないのにも、いろいろな原因がありますね。