以前お伺いしたお客様から・・・久しぶりにパソコンでDVDビデオを観ようとしたら再生しない・・・ということでお伺いしました。
お伺いすると・・・パソコンはWindows7からWindows10へアップグレードされていました。7月の無料アップグレード終了に間に合うように駆け込みでアップグレードされたそうです。
DVDを再生するのは、Windows10にしたから初めてということでした。
まずパソコンメーカーサイトで調べると、お客様の機種はWindows10のアップグレード対象機種ではありませんでした。
つまり、パソコンメーカー側からすると、Windows10での動作保証はされていないことになります。そのためWindows10で動作しないアプリがあってもそれは自己責任ということになります。
Windows8からなのですが、DVDビデオを再生することができない仕様になっています。これはDVDコーデックが付属していないためです。でも、Windows8(8.1)でDVDビデオが再生できないという問題はあまり聞きませんでした。
これはメーカーパソコンの場合、予めDVD再生ソフトをプリインストールされていることが多かったからです。
一方Windows7は基本的には、DVDビデオを再生できます。
Windows7、8(8.1)のパソコンをWindows10へアップグレードした場合に、今までDVD再生に使用していたソフトがWindows10に対応できず、DVD再生ができないことが多いです。
ただし、元のOSがWindows7の場合は、元々DVDビデオが再生できる仕様だったので、Windows DVD プレーヤーアプリを無料で入手することができます。(Windows8/8.1は、Medeia Center Pack,Pro Packは可)
無料入手に該当しないOSの場合は、ストアから購入(1,500円)することも可能です。
で、お客様のパソコンを確認してみると・・・すでに「Windows DVDプレーヤー」が入っていました。なんでDVDが再生できないのかなと思い、アプリを起動してみると・・・いつまでたっても起動してきません???
一旦アンインストールして、再度インストールしてみましたがダメです。
Windows7からWindows10でのアップグレードでは、このような細かい不具合も発生することがあるのでやっかいですね。
お客様は、とにかくDVDビデオが観ることができればOKとのことでしたので、無料の動画再生ソフト(VLCメディアプレーヤ)をダウンロードしてインストールしました。
これでDVDビデオを再生できるようになりました。
Windows10への無料アップデート期間が終了して、アップグレードに関するトラブルも減ってきました。
今後は、最初からOSがWindows10のパソコンが増え、メーカーも予めWindows10に対応したDVD再生ソフトをプリインストールした状態で出荷するので、今回のようなトラブルも起きなくなってくると思います。