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2.5インチSSD→NVMe M.2Type2280 SSDへ換装

今回は、どらとものパソコンの話です。

HDD(ハードディスク)からSSD半導体ディスク)への換装作業は、数多く行ってきました。
その多くのパソコンは、少し前の機種でHDDのスペック不足で動作が遅くなってしまい、その対処としてSSDへ換装を行うのですが・・・HDDは、2.5インチか3.5インチのサイズなので換装するとなると、当然2.5インチサイズのSSDを使用します。3.5インチのHDDの場合は、2.5→3.5インチの変換マウンタを使用して取り付けます。なのでクローン作成作業も、デュプリケーター(これDo台Pro)を使用して2.5インチのSSDへ行っていました。
一方最近のパソコンは、SSDでもM.2Typeが主流になってきています。こちらは、もっと小型でマザーボード上のスロットにさして使用します。省スペース化にもなりますが、2.5インチのSSDよりも処理速度が速いというメリットがあります。

前置きが長くなってしまいましたが・・・どらとものパソコンは、元々3.5インチのHDDが付いていた場所に、2.5インチのSSDを変換マウンターを使って取り付けていました。その時に気が付いたのですが・・・M.2(2280)タイプのスロットが空いていました。
特に2.5インチのSSDへの換装で問題なく使っていたのですが・・・大容量(3TB)のHDDを取り付けたくなりました。
外付けでもよいのですが、内蔵ディスクのほうが便利です。
そこで、今の2.5インチSSD→M.2 SSDへ換装を行い、空いた2.5インチSSDが付いていた場所に、3TBのHDD(3.5インチ)を取り付けることにしました。
普段使っているデュプリケーターではM.2へのクローン作業はできないので、どうするかちょっと悩んだんのですが・・・普段パーティション編集で使用しているアプリ「EaseUS Partition Master」にクローン作成機能があったことを思い出しました。



使ったのは500GBのNVMe M.2 SSDです。これをマザーボード上のM.2スロットに取り付けて、パソコンを起動します。もちろん認識はされていません。
EaseUS Partition Masterで、まずディスクパーテイションを元ディスクと同じGPTに変更します。(初期状態ではMBR形式の製品が多い)
次にクローン作製機能を使って、2.5インチSSD→M.2SSDへのクローンを作成します。(容量はどちらも500GB)
クローン作成できたら電源を落として、2.5インチSSDを取り外します。改めて電源を入れて・・・Windowsが起動してきました。換装したM.2ディスクから起動できました。一般動作も問題ありませんでしたので、再度電源を落として今まで2.5インチSSDが付いていた場所に3.5インチHDD(3TB)を取り付けました。
パソコンを起動し、フォーマットなどを行いました。こちらのディスクはデータディスクとして使用します。

まだ大容量のディスクはHDDが一般的になります。最近では、SSDとHDDを搭載したパソコンも増えてきましたね。例えば起動ドライブがSSDで(128GB~500GBくらい)、データドライブがHDDで(1TB~4TB)のような組み合わせです。ノートパソコンでも、M.2 SSDと2.5インチのHDDで可能です。

今までの換装作業は、HDD(2.5インチ・3.5インチ)→SSD(2.5インチ)の換装がほとんどでしたが、暫くするとM.2 SSDが主流になり、速度が遅い対応ではなくて・・・ディスクの容量が足りなくなってきたための、ディスク容量アップのための換装が増えてくると思います。初期のM.2SSDの機種では、容量が128GB前後のものが多く(まだ高価だった?)、そのため暫く使っているとディスクの空き容量が不足してきている例も見かけます。
M.2→M.2へのクローン作成装置もいろいろ出てきているので、そろそろ検討しないといけないかなと思っています。