知人からパソコンを譲ってもらったが、アカウント名やデータなどがそのままなので、アカウントを変更してデータも不要なので削除して欲しい・・・ということで、事務所へノートパソコンをお持ちくださいました。
Windows7からWindows10へアップグレードを行ったパソコンで、電源を入れると知人のアカウントが表示され、教えてもらったパスワードを入力して使うように言われたそうです。
Windowsにログインすると・・・ドキュメントなどのデータは削除されていました。
暫くいろいろ確認していると・・・突然・・・なんかのスキャン画面が開いて、勝手にスキャンが始まりました。
う~ん、いわゆる勝手にスキャンを始めて、不具合があるという嘘の警告を表示して、ソフトを買わせる迷惑アプリの類です。
タスクバーにアイコンが表示されていましたので「終了」させました。
やれやれと思っていたら・・・また別のウィンドウが開いて勝手にスキャンを始めています。
プログラムの一覧で確認してみたら
•Driver Updater •SlimCleanerplus •WinZip Driver Updater •Driver reviewerの4つの迷惑ソフトが入っていました。
これらは、起動していたらタスクバーのアイコンを右クリックして終了させれば、「プログラムのアンインストール」から基本的に削除できます。
お客様は、ネットには接続していないとのことでしたので、元の所有者の知人が使っていた時に、入っていたと思われます。
これらの迷惑ソフトは、ネットからアプリなどをインストールする際に、一緒に入ってくる可能性がありますが・・・勝手に入ってくることは滅多になくて、アプリをインストールする途中で、「他の便利アプリ」や「お勧めアプリ」などのタイトルで、デフォルトでインストールにチェックが付いていて、そのまま進むと許可したことになり、インストールされてしまいます。きちんと説明を読んで、チェックを外して進まないといけません。
迷惑アプリを全てアンインストールしてから・・・お客様の希望するアカウントを作成し、元々の知人のアカウント、ユーザーフォルダーを削除しました。
あとOfficeがMicrosoftのOfficeでなくて、サードパーティのOfficeでした。念のため起動してみると・・・お試し版で30日の期間限定でした。
Office(WordやExcelなど)を使う予定がありますか?・・・とお尋ねすると、今のところはないとのことでした。もし使う必要が出てきたらどうするかご相談いただくことになりました。
今後、ネットの契約をしてインターネットを利用していきたいとのことでしたので、すっきりしたパソコンを有効に活用して欲しいですね。