ネットワーク機器用に使用しているＵＰＳ（無停電電源装置）が、頻繁にバッテリー運転に切り替わるという症状が発生している法人様。
ＵＰＳのユーティリティログを調べると・・・ある時間帯になるとバッテリー運転に切り替わり、その原因が低電圧状態となっています。
ただＵＰＳを入れていない機器も正常に動作しているので、あまり影響のない瞬停が発生しているようです。
瞬停は、人間にはわかりませんが、まさに一瞬電圧が落ちる・低電圧になる現象です。
商用で電源では、あまり起こらないのですが、以前瞬停が起きて半導体工場で、大きな問題になったことがありましたね。
多くの団体さんが入っている会館でしたので、他の部署でそのような現象が起きていないか、管理している部署に確認していただくと、そのような報告はないとのことでした。
う～んＵＰＳがおかしいのかな？（まだ新しいＵＰＳなのに・・・）
暫くすると、先ほどの管理部署の方がいらっしゃって、テスターで電圧を測っていました。う～ん、テスターでは瞬停は、わからないと思うのですが・・・
今度は、電源のつなぎを確認され・・・コピー機（複合機）２台を別のコンセントから取ってください・・・とのことでした。
確かに２口ある壁コンセントの一つはＵＰＳ、一つは２台のコピー機につながっています。
トナータイプの複合機は、電気を食いますので、起動時や印刷時などに電圧が下がることは考えられます。
コピー機の電源を別の壁コンセントから取るように変えました。もっとも同じ電源の系統だとあんまり意味がありませんが・・・
４日間ほど様子をみましたが、ＵＰＳ運転に切り替わることがなくなりました。
以前は１日３０回ほど切り替わることもあったので、コピー機と同じ壁コンセントから電源を取っていたのが原因のようでした。
