デスクトップパソコンの電源が入らなくなったとご依頼がありました。
実は今回のお客様は、２年ほど前にデスクトップパソコンの電源が入らなくなったということで、マザーボードの電解コンデンサーの液漏れが確認できたので、２１個のコンデンサーを日本メーカー製の長寿命品に交換したのですが（こちら）・・・２年でまたコンデンサーが故障したのかちょっと不安でした。
お伺いして現象を確認すると・・・確かに全く電源が入りません。
カバーを開けて電解コンデンサーを確認してみると・・・うん？頭部はきれいな状態で全く問題ありません。
そうすると・・・マザーボードでなくて、電源ユニットが怪しいです。
電源ユニットチェッカーで確認してみると・・・全く電圧が出力されていません。
電源ユニットの故障で間違いありません。
お仕事で使っているパソコンなので、使えなくなるのは困るということでしたので、手持ちの電源ユニットをケースに外付けしてコネクターを接続して使えるようにしました。
（パソコンの電源ユニットが汎用タイプでなかったので、ケースに取り付きません）
パソコンは、半自作タイプでしたので、電源ユニットの新品が入手できれば交換することにし、入手できなければ修理を行うことになりました。
まず購入しようとしたのですが・・・この電源ユニット・・・１２Ｖの４ピン出力がない古いタイプで製造メーカーではすでに製造・販売中止になっていました。では中古でないか探してみても・・・はやり古すぎて見当たりません。
お客様の了解を得て、電源ユニットの修理を行うことになりました。
２個の電解コンデンサーが頭部膨張して故障していました。
これらを含めた電解コンデンサーを交換しました。
無事に電圧が出力されるようになり、再度お伺いしてパソコンに電源ユニットを取り付けて、正常に起動・動作することをご確認いただきました。
２年前にマザーボード、今回電源ユニットの電解コンデンサーを交換しましたので、これで安心して使えますね。
