ここ数日は、岐阜も梅雨の中休みどころか、梅雨明けのような猛暑でした。
急に暑くなると人間は参ってしまいますが、なにも人間だけでなく機器も参ってしまいます。
以前もあったのですが、この猛暑でNAS(ネットワーク共有ディスク)の温度以上による、強制終了が2件続けてありました。
NASの情報は、バックアップのログなど定時作業のほか、何らかの異常があるとどらとものメール宛通知があるようになっています。
こんなメールが来ます。
「 装置温度が異常です。装置の設置環境を見直してください。システムを強制終了します。 」
1件めは、夕方の4時ごろにメールで通知があったのですが・・・
企業様で、水曜日・木曜日が定休日なので、猛暑の中締め切ったままの事務所だと、お休み2日目の木曜日に室内の気温がかなり上がり、NASの温度異常が発生するようです。
昨年もこの企業様では同現象でNASの強制終了(電源断)が発生しており、その際もなるべく風通しのよい場所へ設置するようお願いしたのですが・・・定休日の間は締め切ったままなので仕方ないですね。
電源断といっても、NAS側で温度異常を検知して自身で電源を落としますので、きちんと終了処理を行ってから電源を落としますので、気温が下がった状態で、改めてNASの電源を入れれば正常に起動してアクセスできるようになります。
もう1件のお客様は、22時過ぎにメール通知があったのですが、夜遅かったので翌朝連絡することにしました。
翌朝、こちらから電話する前に「NASにアクセスできない」と電話がありました。状況を説明して、NASを確認してもらうと前面の電源ランプが点いていないとのことでしたので、NASの電源を入れてもらうようにお願いしたのですが・・・電源スイッチがよくわからない、すぐ来て欲しい・・・とのことでした。
出社して朝一番でお伺いしました。NASの電源を入れて起動後に確認すると、無事にアクセスできました。
日中は空調が効いていて涼しいのですが、終了後は戸締りをして締め切ってしまうので、22時ごろに温度異常が発生したのでしょうか。
業務終了後は無人になるので戸締りをして締め切ってしまうので、今回のような猛暑だと同現象が発生する可能性もあります。どらともへ強制終了のログ通知があれば、お客様に連絡するので、その際にはNASの電源を改めて入れてもらうようにお願いし、スイッチの場所も確認してもらいました。
パソコンや関連機器も人間が使用する時間帯は、それなりの気温(空調や扇風機の使用)だと思うのですが、操作しない時間帯・無人の時間帯は一般的には空調など止めてしまうので、気温が上がり24時間通電で使用する機器(NASやネットワーク機器)は影響を受けることがあります。
まだ梅雨明け前なのですが・・・今年はNASダウンが多く発生するかもしれません。