「System care Antivirus」については、偽セキュリティソフトで、何件か対応させていただいたのですが・・・たまたまだと思いますが、Vista・Windows7機ばかりでした。
今回「System care Antivirus」の対応をさせていただいたお客様のパソコンはＸＰ機で、フォルダーの場所がVista・Windows7とは異なっていましたので、記録しておきます。
お伺いしてパソコンの電源を入れると・・・デスクトップ画面が表示され後に、「System care Antivirus」が表示されて勝手にスキャンを始めます。
暫くするとスキャンは終わるのですが、IEを立ち上げるとホーム画面は表示されるものの、そこから動作しません。
セーフモードで起動して、msconfigコマンドで調べると、特に怪しい項目はありませんでした。
タスクも変な項目はなし。
フォルダーを調べるとDocuments and Settings￥AllUsers￥Application Dataの下に32文字の意味不明なフォルダーがありました。作成日時も現象が発生した時間と合っています。
（Vista・windows7の場合は、Program Dataフォルダーの下にあります）
このフォルダーは削除してゴミ箱からも消しました。さらにレジストリエディタでフォルダー名で項目を検索して削除していきます。
通常モードで起動して、問題ないことを確認しました。お客様のパソコンにはセキュリティ対策ソフトが入っていなかったので、Microsoftのセキュリティをインストールし、スキャンを行いました。
WindowsUpdate、JavaやAdobe関連のアップデートを行ない、一旦システムの復元ポイントを削除して改めて作成しました。
「System care Antivirus」は、今のところ・・・ユーザーデータの破壊や非表示化などの活動はせず、アプリ（主にネット関係）の起動や動作を妨げるようです。
