機種はFMV CE70R7という機種で、電源が入らないことが何回かあり、何回か入り切りを繰り返すと入っていたが、全く起動しなくなった。ブログを見て電源ユニットを外してみたら液漏れしている電解コンデンサーがあったので修理可能か・・・という内容でした。
機種を確認してみたら、2005年発売のXPの古い機種だったので、電源ユニット以外の故障(マザーボード上の部品故障)の可能性もあることを了解いただいたうえ、電源ユニットを送付いただきました。
電源ユニットはAcBelのAPI4PC49でした。 この電源ユニットは以前1回だけ、オーバーホールの意味合いでコンデンサーを交換したことがあります。
受け取ってまず、電源チェッカーでテストを行いました。問題なく各電圧が出力されていました。チェッカーでのテストは無負荷状態なので、正常に電圧が出力されてしまうこともあります。
負荷をかける意味で、検証用デスクトップパソコンにつないでみました・・・うん?正常に通電し、Windowsも起動してきます。
暫く負荷テストを行いましたが、特に問題ありませんでした。
ここで電源ユニットの内部を確認すると・・・2次側電解コンデンサー8個のうち、6個が頭部膨張・液漏れを起こしていました。
これらの電解コンデンサーを交換すれば、改善することは確かなのですが・・・どらともの環境では、事前のチェックでは動作してしまっているので、交換後の効果を確認することが難しいです。
仮に電解コンデンサーを交換したとしても、パソコンのマザーボード上の部品の故障も関係している場合は、直らない可能性もあります。
そうすると、パソコン本体も送付くだされば、一番確実なのですが・・・お客様に現状をご相談させていただき、電解コンデンサーを交換してご返却することになりました。
8個中6個のコンデンサーに頭部膨張・液漏れ8個の電解コンデンサーを交換しました。


電解コンデンサー交換後のチェックは問題なく、検証用パソコンにつないでの負荷テストも大丈夫でしたのでご返却です。
p.s.後日、電源ユニットを取り付けて正常に動作しました・・・とご連絡がありました。