３年ほど前に、無線ルーターが故障したので、新しい無線ルーターを設置させていただいたお客様から・・・新しく無線LAN対応プリンターを設置したら、今まで無線につながっていたパソコンが全てつながらなくなってしまったと電話があり、お伺いしました。
とりあえず無線ルーターに有線LANで接続して、ネットにつながっていることを確認、無線LANだけの問題のようです。
お客様に詳細をお聞きすると・・・プリンターのＣＤを入れて、指示に従ってプリンターの無線設定を行っていたら、パソコンがつながらなくなってしまったとのこと・・・もしかしてAOSSボタンを押しましたか？と尋ねると・・・「はい押しました。説明書に書いてあったので」
AOSSはバッファローの無線ルーターに搭載されている無線LANの設定を自動で行うシステムで、最近のネットワーク機器の多くがAOSSに対応しており、特に無線の暗号化方式や無線パスワードなどを意識しなくても接続できる便利なシステムです。
しかし今回のお客様・・・実は３年前にどらともが無線ルーターを交換した際に、無線でつないでいた機器が５台あり、そのうち３台は使用している本人がいないとログインできないとのことでした。
今までとSSIDや暗号化方式やパスワードを変更してしまうと、５台全て再設定が必要になること、さらに本人がいないとログインできない３台については、本人が帰ってくるまで、再設定ができないことになっていまいます。
そこで以前使っていた無線ルーターと同じSSID、暗号化方式・無線パスワードを設定にすることにしたのでした。そうしておけば、パソコン側の設定は何も変更せず今までどおりに無線につながります。
それで３年間問題なかったのですが・・・今回無線プリンターの設定で、AOSSボタンを押してしまったので、SSIDや暗号化方式やパスワードが変わってしまい、パソコンが無線につながらなくなってしまったのです。
原因がわかかれば簡単です。SSIDや暗号化方式・パスワードを元の設定に戻して、各パソコンが無線につながりました。念のため無線ルーターのAOSSボタンを「無効」設定にしました。
あらためて、無線LANプリンターの設定を行い、テスト印刷が正常に行えることを確認して完了です。
今回はちょっと特殊な事例なのかもしれませんが・・・AOSSはとっても便利なシステムなのですが、もともとの設定がAOSSで設定されていない場合は、注意が必要ですね。
