以前、中古のWindows10のノートパソコンを設定させていただいたお客様から連絡がありました。
年賀状の宛名印刷をしようとして、一年ぶりにノートパソコンの電源を入れたが電源が入らない・・・とのことでした。
てっきりWindows10のパソコンのことかと思って話をしていたら、もう一台XPのパソコンがあって、年賀状の宛名印刷はいつもそのパソコンで行っていたそうです。
宛名印刷は急ぐので、とりあえずお伺いしました。
電源が入らないというノートパソコン、確かにXPのパソコンでした。ACアダプターからは電圧が出ているのですが、本体にさしてもランプが点きません。一旦バッテリーを外して暫くして取り付けてみましたが・・・やはりダメです。
おそらくマザーボード上の電源回路の部品の故障たと思われます。
それを修理できたとしても、年賀状の印刷には間に合わなくなってしまいます。
お客様は、XPの古いノートパソコンは、修理しなくてもよいとのことでしたので・・・方針変更。
XPパソコンのハードディスク(HDD)を取り外して、住所録を取り出し。もう一台のWindows10のノートパソコンに、今まで使っていた年賀状ソフトをインストールして住所録を移行する・・・ことにしました。
HDDは簡単に取り外せたのですが・・・コネクタがIDEタイプでした。SATAのUSB変換コネクタは、持ち歩いているのですが、IDEのは持ち歩いていませんでした。
事務所まで車で10分くらいなので、お客様に了解いただき、事務所まで戻りIDE→USB変換器を取りに行きました。
改めて、Windows10のノートパソコンに、XPのHDDをUSB接続でつないで、住所録を取り出しました。
お客様は、使っていたソフト名がわからないとのことでしたが、「筆王」でした。
住所録を取り出せたので、今度は年賀状ソフト「筆王」をインストールします。こちらはネットから購入、ダウンロードしてインストールしました。
これで、先ほどの取り出した住所録を読み込ませて、無事に宛名印刷ができるようになりました。
では試しに、印刷してみましょう・・・としたら、プリンターが登録されていません。
机の横にプリンター(複合機)はあるのですが・・・。
今まで印刷は、年賀状の宛名印刷しか使ったことがなくて、XPのパソコンからだけ印刷していたそうです。
プリンターとはUSBケーブルでつながっていました。メーカーサイトからドライバーをダウンロードして、インストールしUSBケーブルをさして、無事に印刷できるようになりました。
先日も、年賀状専用に使っていたノートパソコンが起動しなくなったというお客様がいらして、こちらはVistaパソコンだったのですが、HDDの故障(セクターエラー)が原因で、中古の程度のよいHDDにクローンを作成し、修復して復帰しましたが、いずれにしろXPやVistaのパソコンはかなり年数が経過していますので、いつ故障してもおかしくありません。
年賀状の印刷に、そのまま古いパソコンを使い続けていると、突然起動しない、故障してしまうといざ印刷しようとした際に、間に合わなくなってしまいます。
故障する前に、別の(新しい)パソコンに、住所録データを移行して、管理していくほうが安心ですね。