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LIFEBOOK SH90/M SSD換装とメモリー増設

動作が遅くなったノートパソコンのSSD換装とメモリー増設の作業を行いました。

パソコンは、LIFEBOOK SH90/M CPUはi5-4200U、メモリー4GB、ディスクはSSHD 500GBというスペックです。
ディスクがHDDでなくてSSHDなのである程度速いのかなと思いましたが・・・起動して10分経ってもまだディスクの使用率は100%に貼りついたままです。
SSHDは、ソリッドステートハイブリッドドライブの略で簡単に言うと・・・HDDとSSD半導体ディスク)の良いとこどりのドライブです。
HDDにフラッシュメモリが付いていて、メインデータはHDD、PCの起動時などはフラッシュメモリによる起動を行う事ができます。
メリットは、HDDに比べれば起動速度が速いこと、メインデータはHDDに保存するので大容量であること、SSDと比較すれば安いことなどが挙げられます。
しかし現在では、SSDの大容量化が進み、価格も安くなってきていることから、SSHDのメリットもなくなり見かけなくなってきました。

話が逸れてしまいましたが・・・SH90/Mは、バッテリーのカバーを外してから、バッテリーを取り外し、光学ドライブを抜き取ってから、底面カバーのネジを外します。光学ドライブの下に小さいネジが2個、メモリースロットカバーを開けたところにもネジが1個ありますので、それらも含めてネジを外すと底面カバーが取り外しできます。


SSDにクローンを作成して、換装しました。

少し戸惑ったのは・・・メモリー増設です。
元々が2GB×2枚=4GBだったのを、4GB×2枚=8GBにする予定でした。通常のパソコン使用でしたら8GBのメモリー容量なら大丈夫です。
ところがメーカーの仕様を確認してみると・・・標準4GB(2GB×2)「2GB」オンボード」/最大10GBと記載されていました。
実機を確認してみると・・・確かに2GB分のメモリーは基盤に直付けされており、その上にメモリーソケットが1つしかありません。
そうすると・・・2GB(固定)+4GB=6GBにするか、2GB(固定)+8GB=10GBにするかのどちらかになります。
モリー6GBでは、少し不安なので8GBを増設して2+8=10GBにしました。





SSD換装、メモリー増設を行い、きびきび動作するパソコンになりました。
時々メモリーが基盤に直付けされているノートパソコンを見かけますが・・・おそらく少しでも本体を薄くするために1つメモリスロットを省き、直付けにするのだと思います。しかしユーザーからすると、拡張性が限られてしまうので、長く使うことを考えるとやめて欲しいです。
今回の場合だと・・・2GBが直付けのため、2GB×2枚でのデュアルチャンネル動作しかできず、2GB+8GBの場合は、シングルチャンネル動作になってしまいます。あと、最大搭載容量も、10GB(2GB+8GB)までとなってしまい、例えば8GB×2=16GBにすることができません。
SH90/Mは、元はWindows8.1でしたので、メモリー4GBでも大丈夫だったかもしれませんが、Windosws10にアップグレードして使用していると4GBでは容量が不足してしまい、増設したくなってきます。その際に、どのようなメモリー増設の方法になるのか・・・なんてパソコンを購入する際に考えるユーザーは少ないと思います。