知り合いのかたから・・・プリンターのエラーランプが点滅したままで、印刷できなくなった・・・とご連絡があり、お伺いしました。
状況をお伺いすると・・・インクが無くなってきたので、新しいインクに交換したら、エラーランプが点滅して印刷できなくなった・・・とのことでした。
最近のプリンターは、プリンター自身に液晶パネルがついていて、エラー内容などを表示してくれるのですが・・・ちょっと前のプリンターで、そのようなパネルはなく、エラーランプの点滅だけです。(もっとも点滅の仕方で、エラー内容を判断できるようになっていることが多いのですが、説明書を引っ張り出さないといけません)
なので、パソコンから、プリンターのユーティリティを開いてエラー情報を確認してみると・・・インクカートリッジを認識できません、云々・・・と表示されました。
認識できないのは、交換したばかりのインクカートリッジです。
一旦プリンターの電源を落として、再度電源を入れてみました・・・が状況は変わりません。
インクを取り外してもう一度、取り付けて(全色)みましたが、ダメです。
このときに、気がついたのですが・・・使っているインクはメーカーの純正品ではなくて、いわゆるリサイクルインクでした。
純正インクが高いので、最近はリサイクルインクを使っているとのことでした。
まだリサイクルインクのストックがたくさんあったので、新しい別のインクカートリッジに交換してみました。
・・・すると・・・今度は、インクの充填が正常に始まり、きちんとインクカートリッジを認識でき、エラーランプも消灯しました。
印刷も、問題ありませんでした。
どうも今回は、リサイクルインクのインクを判別するチップが故障、あるいは接触不良になっていたみたいです。リサイクルインクは、使用済品の再利用なので、それまでの過程で空きカートリッジの品質に問題が発生することがあります。
メーカーの純正インクは、確かに高価なので、安価なリサイクルインクを使用しているユーザーも多いと思いますが、今回のようなこともまれにあり得ることを、認識したうえで使用してください。
なお、リサイクルインクや互換インクを使うと、プリンターが故障しやすいですか?・・・というご質問を受けることがありますが、プリンターインクについては専門外ですのでお答えできかねます。