パソコンは、Dynabook Satellite B350/W2FBです。Windows7の始めのころの機種なので、7年以上の使用になります。
とりあえず、電源を入れてみると・・・スタートアップ修復画面が表示されます。お客様もそれを実行してみたそうですが・・・「修復できませんでした」で終わってしまうそうです。念のため実行してみましたが、その通りでした。
では、「システムの復元」はどうか・・・ということで試してみました。お客様が問題なく起動していたという日付の少し前のポイントを選んで、「システムの復元」を実行してみました。
20分くらいして完了・・・と思ったら、「システムの復元に失敗しました」と表示されました。このような表示もよくあるので、とりあえず再起動を行うと・・・Windowsが起動してきて、「システムはXXXX年XX月XX日に復元されました、云々」のメッセージが表示され、デスクトップ画面も出てきました。
いろいろ操作してみましたが、問題なさそうでした。ただ動作が遅いような気がしたので、ハードディスクの状態を確認してみると・・・
セクターエラーが発生しており、「注意」状態でした。

使用時間は2000時間弱ですが、セクターエラーが発生しており、今後もエラーが増えていくので、また今回のような状態になってしまう可能性が高いです。
お客様とご相談して、HDDを交換することにしました。これから交換するのであればSSDの方がよいですし、実際のディスク使用量は80GB程度でしたので、現状の320GBのHDDから250GBのSSDへ換装することにしました。
250GBのSSDでしたら、かなり価格も安くなってきているので、実際のディスク使用量が少なければ、お値打ちだと思います。
500GBのSSDもかなり安くなってきています。

今回も320GB→250GBへの容量が小さいディスクへの換装です。
まず、元のHDDの丸ごとバックアップを取ります。これを行っておかないと、何かあった時に戻すことができません。
次にパーティション操作ソフトを使用して、Cドライブの領域とDドライブの領域を減らして、リカバリーエリアも含めて、トータルで250GB以内にします。
つぎに「これDo台Pro Hi-Speed」を使用して、320GBのHDDから250GBのSSDへクローンを作成します。この時コピーモードを「すべてのパーティション」にします。
クローンができたら、今度はまたパーティションソフトを使用して、4Kアライメント調整、未使用領域をCやDドライブに割り振ります。
これで、元の状態にSSDを取り付けます。電源を入れると一旦ディスクドライバーの読み込みのため「再起動」を指示されます。
再起動後、正常にWindowsが起動してきました。
やはりSSDに換装すると、起動や終了、アプリの立ち上がりも体感上かなり速くなります。
SSDにも寿命はありますが、今回のSSDは5年保証なので、安心できますね。
メモリ増設もスピードアップに効果がありますが、HDDからSSDへの換装も、効果大です。
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