セキュリティソフトの「ZEROスーパーセキュリティ」の動作が不安定になったので、削除ツールを使ってアンインストールを行い、再インストールを行うと途中でインストールが止まってしまう・・・とご依頼がありお伺いしました。
時々、セキュリティソフトの動作がおかしくなり、Windows自体の動作にも影響するようになってしまった場合は、アンインストールするのが一番です。その場合も基本的には、入っていたセキュリティソフトを一旦削除してから、インストールするのが一般的です。
今回、メーカーの再インストール手順に従って、削除ツールをダウンロードして実行し、その後バッチファイルを実行し再起動・・・その後インストールを行っても、インストールできないとのことでした。
念のため、削除ツールを実行、バッチファイルを実行、再起動後にインストールを行ってみました。タスクマネジャーで見ていると、インストールファイルは動作するのですが、途中で止まってしまいます。
Windows10のパソコンでしたので「アプリと機能」からソフトの一覧を確認してみました。すると「スーパーセキュリティエージェント」が一覧に残っていました。削除ツールを使用すれば、このアプリも削除されるはずなのですが?
手動で「アンインストール」を実行してみました。・・・暫くすると「スーパーセキュリティ」がインストールされているため、アンインストールできません・・・云々というメッセージが表示されて進みません。
ソフトの一覧を確認しましたが「スーパーセキュリティ」は見当たりません。
削除ツールを使用しても、どうも不一致してしまっているようです。
削除ツールのページを確認してみると・・・アンインストールできない 【スーパーセキュリティVer.18】・・・のタイトルでした。最後のVer.18が少し気になりました。
お客様のスーパーセキュリティのバージョンが不明なので、なんとも言えないのですが・・・
いろいろ調べてみると、・・・再インストールの手順は?(すでにインストールされている場合) 【ZEROスーパーセキュリティ/Ver.20】・・・を見つけました。
こちらはVer.20となっています。削除ツールのファイル名はVer.18と同じなのですが、説明の絵が異なっています。
Ver.20の削除ツールを実行→再起動→バッチファイルを実行→再起動を行ってソフトの一覧を確認すると・・・「スーパーセキュリティエージェント」が消えていました。
これで、インストールを実行したら、正常に「ZEROスーパーセキュリティ」がインストールできました。
セキュリティソフトの削除がうまくいかない場合に対応するため、たいていのメーカーは、削除ツールの類を提供しています。削除ツールにも対応バージョンの区別があるとすると、削除前にバージョンをきちんと調べておく必要がありますね。