ご近所さんから・・・Windows10にしたせいか、Wifiにつながらない・・・とご連絡がありました。
Wifiにつながらないという場合は、パソコン側の問題の場合と無線ルーター側の問題の場合が考えられるので、お伺いして実際のパソコン、無線ルーターの環境で調査するのが基本です。
その旨をお話しすると・・・Wifiはモバイルルーターを使っているので、そちらへパソコンとモバイルルーターを持って行きます・・・とのことでした。
モバイルルーターであれば、パソコンと一緒に事務所へ持ってきてくだされば調査できます。
パソコンとモバイルルーターを持って事務所へ来てくださいました。
パソコンは、Windows7のノートパソコンをWindows10にアップグレードしたものでした。Windows10へアップグレードしたことにより、無線LANドライバーが対応できなくなっているのかもしれません。
まず、無線機能がオンになっていません。
Windows10のWifi設定の「オフ」を「オン」にして完了!・・・と思ったのですが、「オン」になりません。
「オン」側に移動しても、勝手に「オフ」側に戻ってしまいます。
「デバイスマネージャー」の「ネットワークアダプター」を確認してみると・・・「このデバイスは正常に動作しています」と表示されています。
ドライバーのバージョンが古いことも考えられるので、とりあえず有線LANでつないで「ドライバーの更新」を実施・・・しかし「デバイス用のドライバーソフトウェアが最新であることが確認されました」の表示され、最新のバージョンのようでした。
ネットワークアダプターのプロパティでも「有効」になっています。
無線機能のON-OFFは、ファンクションキーに割り当てられていることもあり、今回のノートパソコンもその表記があったので、ファンクションキーでON-OFFできるかと思ったのですが、全く効きません。
他の「画面の明るさの調節」や「スピーカーのミュート」などの機能も効かないので、Windows10にしたことにより、ファンクションキーに割り付けた機能は動作しないようです。
う~ん、ネットワークアダプタ自体は「有効」なのに、Windows10は「Wifiは無効」となっていて、ONにすることができません。
そういえば昔のノートパソコンには、無線機能ON-OFFの物理スイッチがあったことを思い出して、パソコンの前面や側面をじっと見てみると・・・ありました!無線ON-OFFのスライドスイッチが・・・
OFFになっていたので、ONにして暫くすると・・・無事にモバイルルーターに接続しました。
再起動、シャットダウンを行って確認しましたが大丈夫です。
最近のノートパソコンでは、無線機能のON-OFFはソフト的に行うのがほとんどで、物理スイッチの存在に気がつくのが遅れてしまいました。
昔のノートパソコンでは、無線ON-OFFの物理スイッチが、前面か側面にあって・・・無線につながらないというご依頼で伺うと、無線スイッチがOFFになっていた・・・ということが、度々あったのですが、最近のノートにはそのようなスイッチが無くなっているので、すっかり忘れてしまっていました。
お客様は、Windows7の初期のころのパソコンで、だいぶ古くなってきているので、パソコンの故障かもしれないと思っていたそうですが、そうでなくてよかったです。