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Mate起動しない・・・CMOS電池交換

パソコンが起動しなくなったということで、ご連絡をいただきました。
機種はMate MA20でしたので、電源ユニットの故障も想定されるので、手持ちの交換用電源ユニットを持ってお伺いしました。

まず電源を入れると・・・BIOS画面で、いろいろなメッセージが表示されます。内容的にはCMOSのデータがリセットされてしまっているようです。
BIOS画面を起動して確認すると・・・日時もリセットされてしまっています。
とりあえず日時を正しい値に合わせて、再起動すると・・・正常にWindowsが起動してきました。
操作してみましたが、問題ないようです。

そうすると・・・CMOS電池が消耗している可能性があります。一旦シャットダウンして、パソコンのコンセントを抜き、再度コンセントにさして、電源を入れてみると・・・また先ほどと同様に、CMOSデータがリセットされているメッセージが表示されます。
これでCMOS電池の消耗が確定的です。

デスクトップパソコンにもCMOSデータ保持用の電池がマザーボード上にあり、時計データや、起動のためのいろいろなデータを保持する役目をしています。この電池が消耗してしまうと、今回のように起動のたびにエラー画面が表示されたり、起動しなくなってしまうことがあります。



デスクトップパソコンでは、CMOS電池にCR2032というボタン電池が使われていることが多く、今回のMateもCR2032でした。この電池は、常に持ち歩いているので、新品の電池に交換しました。
これで再度BIOSの設定を行い、Windowsが起動するのを確認。そして一旦シャットダウンして、またコンセントを抜き、暫くしてからコンセントをさして、パソコンの電源を入れると・・・普通にWindowsが起動してきました。BIOSのエラー画面が表示されません。

お客様は、パソコンも古いのでもう寿命かなと思っていたそうですが・・・ボタン電池を交換しただけで、また今まで通り使うことができるようになって喜んでいらっしゃいました。

デスクトップパソコンにも、電池が使われているのは意外に思うかもしれませんが・・・このCMOS電池が消耗してしまうと、時計がおかしくなったり、起動しなくなったりしてしまいます。電池の寿命については、使用環境によっても異なるのですが・・・3~5年くらいといわれています。
時計が遅れ始めてきたら、CMOS電池が消耗し始めているのかもしれません。
そのような場合は、お近くのパソコン修理屋さんへご相談ください。