パソコン便利屋 どらともサポート ブログ

岐阜市内を中心に出張パソコン修理・設定と出張パソコン教室を行なっています。引取り修理も対応可能です。〒502-0908 岐阜市近島1-11-1 TEL 058-213-4006(9時~18時 月曜休

500GBのディスクの容量は500GBではない?

以前新しいノートパソコンを購入して設定作業を行ったお客様・・・今まで使っていたノートパソコン、壊れたわけではないのですが、動作がとっても遅くて、新しいパソコンを用意されたそうです。この今までのパソコンをメンテしてサブPCとして使う事はできますか?とご質問がありました。
元々Windows7のパソコンをWindows10にアップグレードして使用しています。立ち上げてみると・・・やはりディスク(HDD750GB)の使用率が100%で貼りついてしまっていて、動作を遅くしています。
なので、HDD(ハードディスク)をSSD(半導体ディスク)に換装すれば、速くなりサブPCとして使えるくらいにはなると思います・・・とお答えすると・・・
SSDの換装は自分でもできますか?とのご質問。う~ん回答が難しいのですが、ネットなどでいろいろ調べればできると思いますと回答しました。
すると・・・今までのパソコンが壊れても構わないので、一度自分でSSD換装にチャレンジしてみます。わからないところがあれば教えてください・・・とのことでした。
そんなお話をしてから一年程経った先日・・・SSD換装をおこなってみたが、SSDでパソコンが起動しないので調べて欲しい・・・とご連絡がありパソコンとSSDをお持ちくださいました。

現状は、元のHDD(750GB)に戻してあり、購入したSSDは500GBの容量でした。移行先のディスクの容量が元よりも小さい場合は、移行する前に500GBに納まるようにパーティションサイズを変更する必要があります。
お客様もそのことは認識していて、このHDD(750GB)を500GBに納まるようにパーティションサイズを変更してあります・・・とのことでした。
本当は、元のディスクは触らないで、まず元ディスクのクローン(750GB以上のディスクを使用)を作成して、このクローンディスクのパーティション操作を行い500GBに納まるようにしてから、SSDへ換装するのが安心です


(検証用パソコンにつないでいますので、C→Dドライブ、D→Eドライブ表記になっています)

750GBのHDDをパーティション編集アプリで確認してみると・・・未割り当てが209.96GBとなっています。これはお客様が500GBに納めるために編集したそうですが、ちょっとした勘違いがあります。
パーティション編集ソフトでは、総容量が698.64GBと表示されていたので、500GBのディスクに収めるためには、698.64-500=198.64GB以上の未割り当てを作成すればよいとのことで、209.96GBの未割り当てを作ったそうです。ここで見落としているのは、750GBのディスクの総容量が698.64GBと表示されていることです。後で説明しますが、ディスクの表示容量と、Windows上の認識容量は異なります。なので500GBのディスクの認識容量はWindows上では465.76GBとなっています。再度確認すると・・・698.64ー209.96(未割り当て)=488.68GBとなり、Windows上の500GBの容量465.76GBを越えてしまっています。あと20GB以上未割り当てを増やさないといけません。
今の状態で500GBのSSDへクローンを作成しても、すべて入りきっていません。そのためSSDで起動できないと思われます。

一旦パソコンをお預かりして、どらともの方で、SSD換装を行うことになりました。
750GBのHDDを検証用の1TBのSSDへクローンを作成し、その1TBのクローンディスクを500GB(Windows上では465.76GB)より小さくパーティションサイズを編集し、その上で500GBのSSDへクローンを作成し、パソコンに取り付けました。無事にWindowsが起動し、SSD換装により以前よりも快適に動作するようになりました。動作確認ができたら、小さめにパーティション割振りを行ったので、5GB程度の未割り当て領域を、Dドライブに割り振り、未割り当て領域がないようにしご返却しました。

ではディスクの表記容量が、Windowsアプリ上では、小さく表示されるのはなぜか?という点ですが、簡単に書くと・・・
ディスクメーカーでは、容量の計算として1MB=1000KB、1GB=1000MB、1TB=1000GBとしています。一方WindowsOSでは、1MB=1024KB、1GB=1024MB、1TB=1024GBで計算しています。この計算方法の違いにより、ディスクの表示容量よりも、WindowsOSで扱うディスク容量は小さく表示され、大容量ディスクになるほどこの差は大きくなります。
ディスク表示   Windows上の認識容量
120GB   →  111.79GB
250GB   →  232.89GB
480GB   →  447.13GB
500GB   →  465.76GB
750GB   →  698.64GB
1TB    →  931.51GB
※メーカーによっては、認識容量が異なる場合があります。(どらとも調査)

これは、USBメモリーなどでも同じことで、例えば16GBのUSBメモリーだと、Windowsエクスプローラーでは、総容量約14.5GBの表示になります。

Mac OS X10.6以降のMac OSでは、「1GB=1000MB」でハードディスク容量を計算しているそうです(どらとも未確認)