XP初期のデスクトップパソコンです。とりあえず電源を入れると・・・正常に起動します。ただFANの音が大きいのが気になりました。・・・お客様に確認するとフリーズするようになってから、FANの音が大きくなったそうです。
う～ん、正常に動作しています 現象が出ないことには・・・と思い、いろいろファイルを開いたりしていたら、フリーズしました。
フリーズすると強制終了しかありません。
もう一度、起動してみると・・・今度はもっと短い時間でフリーズしました。
FANの音がとても大きいことからすると・・・熱暴走によるフリーズが考えられます。
一番ありえるのは、埃がたまり内部の放熱がうまくいかなくなり、高温になってしまい、動作がおかしくなる（フリーズ）することです。
筐体カバーを外して内部を確認しました。そんな放熱に影響があるほど、埃は溜まっていませんでした。
電解コンデンサーの破裂もありません。
そういえばFANの音が大きかったので、CPUクーラーのあたりを見てみたら・・・
CPUクーラーを留めている金具が外れています
片側の金具はきちんと止まっているので、CPUクーラーが傾いてしまっています。
これでは、ちゃんとCPUにクーラーが接していないので放熱不十分で、CPUが高温になってしまい、フリーズするわけです。
CPUが高温だからFANも高速で回転するため音が大きいのも納得です。
金具がショートしなかったのは、幸いでした。
よく見てみると・・・
金具を留めるモールド部品のツメが折れていました。
Socket478のタイプのCPUでしたので、使わないマザーボードからモールド部品を取り外して、付け替えました。
改めてグリスを塗りきちんとCPUクーラーを取り付けました。今度はCPUにちゃんと接しています。
半日負荷テストを行いましたが、フリーズすることなく正常でしたので、お引渡しです。
FAN故障で、FANが回らなくなってしまい、使用中にフリーズや再起動が起きることはあったのですが、今回のような原因は初めてでした。
