複合機のインクがなくなった。インク交換を行ったことがないので、インクを用意して交換も行って欲しい・・・とご依頼がありました。
なくなった色は黒で、複合機の型番をお聞きして、どらともで用意してお伺いすることになりました。
インクの型番はわからないとのことでしたが、複合機の型番と黒インクがなくなったということがわかれば、インク型番はわかります。・・・と思って、複合機の型番から使用しているインクの型番を調べたら・・・黒インクは2種類使用するタイプであることがわかりました。
いわゆる染料の黒インクと顔料の黒インクを両方使用するタイプで、カートリッジの形状も異なります。
う~ん、お客様に電話して、黒インクは2種類あり、どちらのインクがなくなったのかわかりますか?と尋ねましたが・・・わからないとのこと。
とりあえず、両方の黒インクを用意してお伺いすることにしました。
最近のインクジェットプリンターは、染料インクを使用する機種が多くなってきています。染料インクは、色調や発色が繊細で色の再現性もよいので、写真印刷に向いています。ただ水に強くないのでにじみやすいといったデメリットもあります。
顔料インクは、水に強いのですが、繊細な色の再現は難しいです。そのため、文字などをはっきり印刷するのに向いています。
そこで、黒インクに関しては、染料インクの黒と、顔料インクの黒を使用する複合機(プリンター)が出てきました。カラー写真や絵などは、染料インクを使用し、文字印刷には黒の顔料インクを使用するといった感じです。
きれいに印刷するために・・・グレーやライトシアン・ライトマゼンタなどのインクを使用する複合機もあり、メーカーや機種によってさまざまなので、使用している複合機のインク型番を確認おくと・・・インク残量警告メッセージが表示されても慌てなくてすみますね。