Windows7→Windows10へのアップグレード作業を行う中で、メールソフトをどうするのかが難しいところです。
Officeに含まれる「Outlook」をメールとして使用してる場合は、特に問題はないのですが・・・Windows7から標準で入っていた「Windows Liveメール」を使っているかたが、結構いらっしゃいます。このWindows Liveメールは、そこそこ使いやすいメールアプリだったので、どらとももメインで使用していました。
Windows10へアップグレードしても、Windows Liveメールは、とりあえず使用できます。
しかしすでに、2017年1月にWindows Liveメールのサポートは終了しています。そのため、セキュリティの脆弱性やプログラム上の不具合があっても、修正プログラムは提供されませんので、使い続けるのはお勧めできません。
実際Windows10でWindows Liveメールを使用していて、突然メールが開かなくなった、表示がおかしくなったという案件もありました。3年も前にサポートが終了してしまっているので、再インストールも難しいです。
そんな場合、どらともは「Thunderbird(サンダーバード)」をお勧めしています。
メールデータなどは、予めWindows Liveメールでメッセージをエクスポートしておきます。
Thunderbirdインストール後、メッセージをインポートするには、ImportExport Toolsアドオンをダウンロードして、Thunderbirdにインストールしておきます。 ・・・Windows LiveメールからThunderbirdへの移行方法は、ネットでもいろいろ紹介されていますので、そちらを参考にしてください。
今回、Windows Liveメールでメールが開かなくなった、削除できなくなったというお客様・・・了解のもと、Thunderbirdにメールアプリを変更して、アカウント設定、メールデータの移行、アドレス帳移行などを行いました。
Windows10にも標準で「メール」アプリが入っていますが・・・あまりメールを使わない人であれば、問題ないかもしれませんが、メールを頻繁に使用する人にとっては、使いにくいところがあります。設定も少しわかりにくいです。
現在もWindows Liveメールを使用している場合は・・・セキュリティ的な問題や、アプリ自体がいつまで正常に動作するかの保証もありませんので・・・タイミングをみて、Windows10標準の「メール」アプリやOutlook、Thundebirdなどに移行しておくと安心ですね。