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ウィルスバスター2011クラウド

ウィルスバスター2011クラウドが、発売されましたね。すでに半月くらい経過しており、インストール・バージョンアップされたかたもいると思います。

どらともは、自宅の個人パソコンにウィルスバスター2011クラウドをインストールしてみました。

前回の2010の時のように、バージョンアップに伴う不具合は起きないようです。 あの時は、インストールが途中で止まってしまうというトラブルの対応で大変でした。

ちょこっと使ってみて気になったことが2つありました。

一つ目は・・・今までのウィルスバスター独自のパーソナルファイアウォール機能がなくなったことです。
一瞬まさかと思いましたが・・・トレンドマイクロのサポートページに以下の回答が記載されておりました。

---以下 サポートページから---



つまりパーソナルファイアウォール機能が削除されて、Windows標準のファイアウォール機能を使用するようになっています。一応Windowsファイアウォール機能を強化する「ファイアウォールチューナー」という機能が追加されている・・・とのことです。
う~ん、Windows標準のファイアウォール機能が駄目というわけではありませんが・・・XPの標準ファイアウォールはちょっと不安もあります。

2つめは、クラウド方式についてです。今まではウィルスに関する情報をすべてパソコンに保存していました。今回のクラウド方式では、約20%の情報をパソコンに保存し、残りの約80%はクラウド(ネット上のサーバー)に移行して、パソコン内に保存した情報でウィルスか判断できない場合などに、クラウド上のデータを参照するという方式になりました。
これにより、パソコンにかかる負荷が軽減できるというものです。

一般のユーザーの場合は、この方式でも問題ないのかもしれませんが・・・ウィルス駆除の作業には向かないような気がします。

あきらかにウィルスに感染していると思われるパソコンのウィルス駆除の一番簡単な方法は・・・予め検証用パソコンのセキュリティソフトを最新のパターンファイルにアップデートしておきます。次に感染パソコンのハードディスクを取り出して、検証用パソコンにハードディスクをつないで、ウィルスチェックを行うわけですが・・・このとき、検証用パソコンは当然ネットワークから切り離しておかないといけません。
・・・でもクラウド方式だと、ネットワークにつないでいないとクラウドサーバー上のデータを参照できません。 パソコン内の20%の情報でチェックが完了できる場合は問題ないのですが、そうでない場合は、どうなるのでしょうね。

実際に試していないのでなんともいえませんが・・・もう暫くは様子見ですね。