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FLORA電源ユニットAPI3PCD8修理

こちらのブログをご覧になり、電源ユニットの修理のご依頼がありました。

FLORA 330Wの電源ユニット(API3PCD8)で、電源が入らなくなったそうです。

通電してみると・・・5Vスタンバイ電圧が出力されていません。
内部を確認してみると・・・電解コンデンサーの液漏れや頭部膨張は確認できませんでした。電解コンデンサーの故障ではないようです。

調査には時間がかかってしまいましたが、5Vスタンバイ回路のスイッチング用ICのドレインが絶縁不良(ショート)となって壊れていること、過大電流が流れ、スイッチングICの電源回路に入っている抵抗器が断線していること・・・がわかりました。
一次側のスイッチング素子の故障(ショート)の場合は、いろいろな箇所に影響している場合が多いのでやっかいです。

スイッチングICと抵抗器を入手して、交換しました。

まず電源ユニットをACに繋いだだけの状態で、5Vスタンバイが出力されていることを確認しました。次は電源ユニットチェッカーで、他の3.3V、5V、12Vなどが正常に出力されていることも確認できました。ただし、このチェッカーでは負荷がほとんどかかっていないので、これだけでは安心できません。

検証用パソコンに電源ユニットを接続し、正常に通電しWindowsが起動してきました。何回か起動・シャットダウンを繰り返して問題ないことを確認し、負荷テストを実施し問題ありませんでした。

電源ユニット内部の電解コンデンサーに液漏れや頭部膨張の故障が確認できない場合は、一次側のスイッチング素子の故障が考えられます。たいていの場合は、素子が絶縁不良(ショート)状態で壊れますので、他の部品もいろいろ壊れてしまうことが多く修理できないことが多いです。今回は、故障していた部品が2点だったので修理できました。

このブログでも記載していますが、電源ユニットを送付くださる前に、可能であれば内部を確認いただき、電解コンデンサーの状態をご確認ください。
液漏れや頭部膨張が確認できるようでしたら、電源ユニットを送付くだされば、電解コンデンサーを交換し、動作確認・負荷テストを行います。
逆に、電解コンデンサーの異常が確認できない場合は、スイッチング素子など他の部品の故障ですので、修理できないことが多いことをご理解ください。