メールの受信はできるが、送信ができず「送信トレイ」に残ったままになる・・・ということでお伺いしました。
パソコンはVistaでメールソフトは、Windowsメールでした。
とりあえずメールソフトを起動して送受信を行うと・・・なんのエラーも表示されずに動作は完了して、「送信トレイ」にメールが残ったままです。
不思議なことに受信は正常に行われています。
そうすると・・・送信関係の設定に問題があるのかなと思いますが、その場合はたいていエラーメッセージが表示されるのですが・・・。
とりあえず、プロバイダーからの設定情報と、プロバイダーサイトで最新のメール設定情報を確認しましたが、設定には問題ありません
「送信トレイ」には10通くらいの送信できなかったメールが残っていました。そのうちのほとんどは送信できないことに気が付いてからのテストメールだったのですが一番古いのは、1ヶ月前の送信メールが残っていました。お客様に確認して、この未送信のメールを削除してみることにしました。
・・・すると、一番古い未送信メールだけが「不明なエラー云々」で削除できません。ゴミ箱フォルダーへ移動しようとしてもダメです。
このメールが何かおかしいみたいです。
困ったときはネットで検索。
すると・・・マイクロソフトから、まさに同じ現象のサポートがありました。
「Windows Vistaを実行しているコンピュータでWindowsメールを使用すると、送信トレイにメッセージが残ることがある」
この現象として、「これらのメッセージは送信も削除もできません」と記載されており、まさに一致しています。
対応としては、更新プログラムをインストールすればよいとのことで、今回はVista(32ビット版)のパッケージをダウンロードして、インストールしました。
Windowsメールを起動して、「送信トレイ」に残っているメールを削除しました。問題なく削除できました。
これで「送信トレイ」には、メールが無くなり、改めてメールを作成して送信してみると・・・問題なく送信できました。「送信済み」フォルダーに登録されました。
いろいろ試してみましたが、問題なさそうです。
気になったのは、お客様のVistaはサービスパックがあたっていなくて、無印だったことです。VistaはSP2が最終バージョンで、いろいろなアプリもVistaのSP2(一部SP1)までは、対応していても無印Vistaには、対応していないことが結構あります。
本来なら、無印からSP2へのアップデートを行うとよいのですが・・・Vistaの初期パソコン(無印)をSP2までアップデートするには、時間がかかるので、お預かりしないといけません。
今回は、このままで様子見とさせていただきました。
XPのサポートが終了して、次にサポート終了するのはVistaになるわけですが、今のところ・・・2017年4月11日まで延長サポートの予定で、あと3年間はサポートされるようです。