ご近所さんから・・・システムの復元を行ったら、セキュリティソフトのウィルスバスタークラウドが、有効にならない・・・ということで、事務所へパソコンをお持ちくださいました。
詳細をお聞きすると・・・ファイル表示がおかしくなってしまったので、システムの復元機能を使用して、約1週間前の状態に復元したそうです。
表示は戻ったものの、パソコンが起動してもウィルスバスタークラウドが「有効」にならず、無効のままでアイコンが赤くならず、グレーのままになってしまったそうです。
まず、ウィルスバスターの「メイン画面」を表示しようとすると・・・タスクバーに表示されるものの、メイン画面は表示されません。さらにタスクバーには「Lost云々」といったメッセージが表示されています。
システムの復元を行った場合・・・ウィルスバスターに限ったことではないのですが・・・セキュリティソフトの動作がおかしくなってしまうことが、時々あります。
今回もそんな感じです。
お客様は、プロバイダー契約についている月額版のウィルスバスタークラウドを利用しており、「トレンドマイクロサポートツール」で確認するとバージョン8でした。
現在の最新バージョンは10です。
お客様は、自動でアップグレードされるのでは?とおっしゃっていました。
実はアップデートというのは、新しいウィルスに対応するためのワクチンファイルとウィルスバスタークラウド本体のアップグレードの2つあります。
ワクチンファイルのアップデートは、ネットに接続していれば自動で行われます。しかし、ウィルスバスタークラウド本体のアップグレードは、自動では行われず、メーカーサイトから新しいバージョンの本体をダウンロードして、インストールを行わないといけません。
お客様に、バージョン10にアップグレードすることを了解いただき、月額版ウィルスバスターのサイトから、「かんたん!インストール」をダウンロードして実行しました。
もちろん事前に念のため、シリアル番号をメモしておきました。
バージョン8の削除が行われ、再起動、そしてバージョン10のインストールが始まりました。
インストールには、多少の時間がかかりましたが、無事に完了。念のため再起動を行い、ウィルスバスタークラウドが「有効」になり、バージョンが10になっていることを確認しました。
システムの復元を行うと、基本的にはデータは保持されますが、アプリケーションの動作がおかしくなることが時々ありますので注意が必要です。