5年くらい前にお伺いしたお客様から・・・パソコンから印刷ができなくなったと、連絡がありお伺いしました。
5年前に、セキュリティソフト(ウィルスバスタークラウド)のインストール、複合機のWifi設定を行いました。
Wifi環境や複合機は、以前と同じでした。
複合機の電源を入れると・・・Wifiランプが点いて接続できているようです。LANの状態を調べてみると・・・無線接続できてIPアドレスももらえています。
一方パソコンは、Windows8.1です。複合機へpingを投げてみても応答がありません。インターネットのサイト閲覧はできます。
起動しているアプリのアイコンを確認してみると・・・「ウィルスバスタークラウド」のアイコンがグレーアウトしています。
ちょっと嫌な予感が・・・アイコンをクリックして立ち上げてみると・・・このバージョンはサポートされていません、云々のメッセージが表示されました。
お客様に確認すると・・・5年前にどらともがウィルスバスタークラウドをインストールしてから、何もしていないとのことでした。
う~ん、まずウィルスバスタークラウドの3年版だったので、5年経った今、継続して使用するには、利用料金を支払わなければ、ソフト自体が更新されません。
いまだに、有料のセキュリティソフトが入っているから安心と思い、期限が切れてもそのまま放置のユーザーがいるのはビックリです。
念のため、どらとものノートパソコンをWifiに接続して、複合機へpingを投げると応答が返ってきます。
これは、サポートが切れて放置されたままのセキュリティソフトが悪さしている可能性があります。
ウィルスバスタークラウドをコントロールパネルからアンインストールしました・・・しかし100%完了の表示まで行ったのですが、その後の「再起動」の画面に移りません。20分くらい待ちましたが、状況は変わらないしタスクマネージャで確認してみても、止まっているように見えました。
仕方ないので再起動してみました。確認してみると・・・ウィルスバスタークラウドは自動起動しなくなりましたが、プログラムの一覧には残っていました。
こうなるとメーカーのTrendmicroのサイトから強制アンインストールツールをダウンロードして、実行しました。
こちらも結構時間がかかりましたが、「再起動」の画面が表示され、再起動・・・再起動後確認すると、一覧から削除されていました。
これでウィルスバスタークラウドは、きちんと削除できたと思います。
セキュリティは、Windows標準のWindowsDefenderになりました。有料のセキュリティソフトがよいのであれば、インストールすればよいのですが、期限切れにならないように、きちんと管理する必要があります。
複合機へのpingも通り、パソコンからの印刷も問題なく行えることを、確認していただきました。
時々このブログでも書いていますが・・・いくら良いセキュリティソフト(有料)を使用していても、期限切れになったままでは、ウィルス感染のリスクが高くなるだけでなく、パソコンに動作にも悪影響を及ぼします。それであれば、Windows標準のWindows Defender(無料)を使用して、マメにアップデートを行った方が安心です。