LaVie Hybrid Frista HF350/BのWindows11へのアップグレードのご依頼があり、事務所へパソコンを持ち込みいただきました。

スペックとしては、Corei3-5005U、メモリー4GB、HDD1TB、Windows10(22H2)といった構成です。ノートパソコンとデスクトップパソコンのの両方の利点を持っているとてもコンパクトなパソコンで気に入っているので、まだまだ使用したいとのことでした。
電源を入れて確認してみると・・・やはり起動までに時間がかかります。やっと起動しても、反応がとても遅いです。前述のディスクがHDD(ハードディスク)であること、メモリーが4GBであることが遅い原因になっています。
お客様には、Windows11にアップグレードするのであれば、ディスクをSSD(半導体ディスク)に換装すること、メモリーを4GBから増やすことをご提案しました。メモリーは4GB→8GBに増設し、SSDは2TBのものを使うことになりました。元のHDDが1TBの容量なのですが、空きが118GBしかなかったので、今後のことを考慮して2TBに増量したいとのことでした。
分解については、こちらのサイトを参考にさせていただきました。
メモリーの増設
メモリーの増設自体は、底面カバーを外さなくても、メモリーカバーを外すことで可能です。

2スロットあり、そのうちの1スロットに4GBのPC3L-12800のメモリーがささっていました。同仕様の4GBのメモリーを空きスロットに取り付けて4GB×2枚=8GBのメモリー容量としました。
HDD(1TB)→SSD(2TB)へ換装
ディスクをHDD(ハードディスク)からSSD(半導体ディスク)に換装しました。元々HDDは1TBですが空き容量が118GBと少なくなっていたので、この機会に2TBのSSDを使用して容量を増やすことにしました。

SSDも、1TBの製品はかなり値段が下がってきましたが、2TBはまだ割高感があります。クローン作成後に、未割り当て領域をパーティション編集ソフトを使用して2TB全体を使用するように割り当てました。
Windows10→Windows11へアップグレード
メモリー増設、SSD換装が完了しましたので、最後にWindows11へのアップグレードを行いました。もちろん、CPUがWindows11のアップグレード要件を満たしていないので、裏ワザを使用したアップグレードになります。どらともでは、コマンドプロンプトを使用したアップグレードを行っていますが、必ずお客様に裏ワザを使用したアップグレードになるので、どこまで対応できるかは不明なこと、自己責任であることを了解いただいた上での作業になります。

今回も問題なくWindows11へアップグレードできました。メモリー増設、SSD換装を行ったので、Windows11でも作業前の状態(Windows10)よりもキビキビ動作するようになりました。