ご近所さんから・・・ノートパソコン「PC-LS150TSW」のメモリー増設とWindows11へのアップグレードのご依頼があり、事務所へパソコンをお持ちくださいました。
とりあえずスペックを確認してみると・・・
CPU・・・Celeron 2957U
メモリー・・・4GB
ディスク・・・SSD(240GB)
という構成でした。
メモリーはPC3L-12800の4GBがささっていて、もう1スロット空いていましたので、同仕様のメモリー4GBを取り付ければ4GB×2=8GBになります。
問題は、CPUが調べてみると第4世代のCPUなので、MicrosoftのWindows11へのアップグレード要件を満たしていません。
この様な場合は、裏技を使ってWindows11へアップグレードを行うことができるのですが、Microsoftの要件を満たしていないので、アップグレード後の
メジャーアップデートやいつまで使用できるかの保証は無く、自己責任となります。
その点をご説明し、それでもWindows11へのアップグレードをご希望でしたので、パソコンをお預かりしました。
まずメモリーの増設です。元々取り付いていたメモリー4GB(PC3L-12800)と同規格のメモリーを手配しました。


これで必要最小限のメモリー容量8GBになりました。
この後、ディスクの丸ごとバックアップを取り、何かあった場合でもお預かりした際の状態に戻せるようにしておきます。
ディスクを戻し、今度はWindows11へのアップグレードです。
ここでは詳細は書きませんが、コマンドプロンプトを使用してISOファイルからアップグレードを行います。
CPUがあまり高速タイプではなかったので、少し時間がかかりましたが無事にWindows11へアップグレードできました。

一般動作を確認しましたが、大丈夫そうでした。
裏技を使ったWindows11へのアップグレード、今回は現在最新の24H2版でアップグレードしましたが、今年後半に予定されている25H2版に対応できるかはわかりません。
通常のWindowsUpdateではメジャーアップデートは対応していないと思うので、また裏技を使用して25H2にできるのか、それとも裏技も使えなくなっているのか不明です。
Windows10のサポート終了が近づいていますが、「拡張セキュリティ更新プログラム」(Extended Security Update:ESU)登録を行えば、Windows10を1年間延命できるようです。
個人向けの価格は年間30米ドルに設定されていますが、以下の条件のいずれかを満たせば、無償で1年間利用できるそうです。
1.「Windows バックアップ」で設定をクラウドに同期する
2.「Microsoft Rewards」のポイント1,000と引き換え
一般的な環境ではお盆(8月)以降に利用できるようになるそうです。
詳細については、まだわからないとこともあるのですが・・・Windows11のアップグレード条件を満たしていないパソコンをお使いの場合は、上記のように裏技を使ってWindosws11にする(自己責任)か、ESU登録を行い1年間Windows10を延命させるか・・・悩むところですね。