とりあえず、状況確認のためお伺いしました。
デスクトップのVistaパソコンです。まず空き容量を確認してみると・・・

確かにCドライブの空きが3GB程度しかありません。それに対してDドライブは全く未使用で237GBの空きです。
ハードディスクの状態は正常でしたので・・・パーティション変更ツールで今と逆でCドライブを230GB、Dドライブを50GBに変更することにしました。

さらにメモリーが1GBしか搭載されていません。これは2GBに増設することにしました。そしてVistaがSP1(サービスパック1)のまままので、SP2にアップデートすることにしました。
お仕事でお使いのパソコンなので、持ち出すことができないので、メモリー入手後に改めてお伺いして作業させていただくことになりました。
メモリーが入手できたので、改めて訪問いたしました。
まず、ハードディスクを取り外して、バックアップソフトにてバックアップを取ります。ディスクの状態が問題ないのでパーティション変更で問題が発生しないと思われるのですが、万が一の場合に備えて必ず丸ごとバックアップを取ります。
バックアップを取っている間に、メモリーの増設、内部の清掃を行いました。
バックアップ完了後に、ハードディスクを戻してまずメモリーを正常に認識しているか確認を行い、その後にパーティションの変更を行いました。
無事にパーティション変更完了しました。

Cドライブには190GBの空きができましたので、これで新しいソフトを入れることができますね。
最後にVistaのSP1からSP2のアップデートです。実際この作業に一番時間がかかってしまいました。

このパソコンもいわゆるVistaの初期機なのですが、メモリー標準搭載容量が少なく、最近は空き容量不足で悩んでご相談くださるお客様のほとんどがVistaです。
もともとハードディスクの容量が小さかったり(100~160GB)、今回のように大容量のハードディスクを使用していても、Cドライブの割り当てが小さいため、長く使っている間に空き容量がなくなってしまうようです。
ソフトやいらないデータを削除・移動すれば多少は改善されますが・・・やはり根本から対処しないとまた空き容量が不足してしまいます。
Dドライブがほとんど未使用で空いている場合は、そのディスクのパーティションの割り振りを変更してCドライブの総容量を増やす(そのかわりDドライブの総容量は減ります)ことが可能です。またハードディスクの絶対容量が不足の場合は、新しい大容量のハードディスクに交換してバックアップ・復元することで、Cドライブ・Dドライブとも容量を増やすことができます。
ただ、いずれの場合も、ハードディスクの状態がよいことが前提になります。セクターのエラーなどがあると、単純にはいきません。