時々お伺いしているお客様から、パソコンの電源が入らなくなったとご連絡がありました。
とりあえず電源コンセントを抜いてみて、暫くしてコンセントをさして、確認してもらいましたが、電源が入らないということでお伺いしました。
実は、このお客様のパソコンは、ショップブランドのデスクトップパソコンで、電源絡みのトラブルでどらともが2回修理を行っているパソコンです。
1回目は昨年の10月で、パソコンが起動しない現象でした。電源ボタンを押すと一瞬ランプが点くのですが、そのまま全く動きません。
原因はマザーボードの電解コンデンサーの液漏れで、全部で12個の液漏れした電解コンデンサーを交換して修理しました。
2回目は、今年の5月で10分程度パソコンを使っていると突然電源が落ちるという現象でした。この時は、電源ユニット内の電解コンデンサーの破裂が原因で、電源ユニットを交換しました。
まだ電源ユニットを交換して2ヶ月程度なのに・・・今度は何が壊れたのかな?と思いながら、実機の確認です。
確かに電源スイッチを押しても全く反応がありません。電源ユニット自体が動作していないような感じです。
う~ん・・・電源ユニット本体についている電源スイッチを一旦切って、それから入れてみました。そしてパソコンの電源スイッチを押してみると・・・おっ!正常に起動しました。
何回かシャットダウン・起動を繰り返してみましたが、正常に起動します。
ここからは推測になってしまうのですが・・・
電源が入らなくなる前日、こちらでは激しい雷がなっていました。近くの落雷で、電源にサージ(高電圧)が発生し、パソコンの電源ユニットの保護回路が働いたのか、あるいは動作がおかしくなってしまったと考えられます。
お客様には一次側の電源を抜いてもらったのですが、一次側には大容量の電解コンデンサーが入っていますので、抜いていた時間が短くってリセットできなかったようです。
今回の場合、電源ユニットを新しくした方がよいのかもしれませんが、お客様と相談し、暫くこのままで様子を見ることにしました。